スタッフ紹介
公益財団法人福田靖子賞基金 理事
ピティナ・ピアノコンペティション全体の責任者として、運営事務・審査員派遣・課題曲選定・入賞者のプロモーションなど、全体の管理・企画に携わっています。全国各地にある支部の皆様に運営していただいて成り立っているイベントなので、毎回、各地の方々と連携しながら準備を進めています。
また、入賞者支援の延長で、公益財団法人福田靖子賞基金という若いピアニストのサポート活動も担当しています。マスタークラスや教育企画の実施、奨学金オーディションの実施から、演奏・選曲・進路のアドバイス、国際コンクール等の選択とエントリー補助まで、学習者・指導者の皆さんを後ろで支える立場から、日本のピアノ教育、特にトップ層のレベルアップのために戦略を練り、具体的な企画・活動を実施しています。
ピティナに類することが実現できる団体が他にないというのが魅力です。コンペティションの運営やピアニストを目指す人の支援など、音楽教育に腰を据えて取り組むことができるのはピティナだからこそだと感じています。クラシック音楽やピアノというキーワードの中で、様々な事業に取り組んでいる団体です。そういった意味でオンリーワンであると考えています。
音楽に関わる一人ひとりの<内的な充実>とでも言いましょうか、音楽を通して人と繋がること、ステージで演奏したこと、美しい音楽作品に触れること、そういった音楽体験が人の心の中に積み重なることは、人間世界が良いものになることに繋がっていくと思っています。音楽やピアノが多くの人を魅了しているという事実を見ると、そこには人の心を動かす「何か」があるのだろうと推測できます。その「何か」こそが、とても人間的な価値であり、それに魅了される人が増えることで、幸福な人生を歩む人が増え、より豊かな社会が実現していくのではないかと考えています。
就職活動は、世の中の様々な仕事を無料で<社会科見学>できる非常に貴重な機会だと思います。その過程で、志望「理由」ではなく、志望「動機」を見つけていただきたいです。「はっきり言えないが、なにかピンときた!」とか、「会社の中に自分と話が合う人が多かった」とか、「会社に行く途中の並木道が好き」とか、何でも良いと思います。そのご縁が音楽やピティナに通じている方に出会えたら、とても嬉しいです。