現在、主に「ピティナ・提携コンクール」の広報・事務・システム構築を担当しています。「提携コンクール」はピティナ以外の団体が主催をするコンクールのweb申込受付代行をメインにしており、2010年から始まって現在まで参加申込者は常に前年比110%～120％で増加してきました。そのため、これまではそれに耐えうるシステム構築に尽力してきました。2019年度で土台についてはあらかた作り終えたかなと思っており、今後はユーザビリティの向上を求めていきたいと考えています。
具体的には、現在「提携コンクール」は年間約40コンクールあるのですが、「どれくらい弾ける人が参加できるのか」「どこで開催されるのか」そういった情報が各コンクールの詳細要項を見なくても、ピアノ指導者・学習者が分かりやすく選べるwebサービスを作っていきたいと考えています。そのためにはまず、各コンクールの要項を紐解き、必要な時であれば通過率の分析をし、（＝通過率が高いほうが「優しい」コンクールになるので）、各コンクールのレベル感を調べていく必要があります。一見すると「それは各主催側の仕事では？」とも思いますが、ピアノ指導者や学習者に精度の高い情報提供ができるということ、またそれによってピティナだけではなく幅広く「ピアノコンクールにチャレンジする層を増やす」というアプローチができ、音楽教育業界全体に貢献できると考えます。

ピティナ本部事務局の仕事は人と向き合い続ける仕事です。会員であるピアノ指導者、そしてその向こうにいるピアノ学習者やその保護者。私は「誰かのために」仕事ができる力を大切にしたいと考えていて、そしてそれは本部事務局内の事務局員同士でも大切だと思っています。勤務年数も長くなり、気づけばすっかり世話焼きポジションなのですが、事務局員同士が業務を離れて交流が持てるよう、業務時間後に社内ミーティングルームでちょこちょこ飲み会を主催したりなんかもしています(笑)